おもてなし♪

saru

2009年04月20日 07:00

コーヒーにもお手前があるのをご存知ですか?

教えてくれえたのは、珈琲道・宗仙家家元 菅野姫子先生。


お手前=作法


コーヒーにも作法があり、その独自の行程を確立させたのが姫子先生のコーヒー道。

素敵なヨーロピアンのカップが用意され、
桜の季節なので、桜のコースター、桜柄のクロス、桜の花びらの散りばめられたテーブルセッティング。





見て楽しみ、飲んで楽しむ。

ヨーロッパのコーヒーはエスプレッソなどの濃いコーヒーが主流。

これにも意味があり、
食事が肉中心のヨーロッパの方は食事の最後に濃いコーヒーを飲むことで
肉の脂肪分を分解させる働きを活発にさせるためにカフェインがいいそうです。
ちなみに食後30分以内。

そういえば師匠も言ってました。

師匠も濃いコーヒーが大好き。
もちろんモナコに住んでいるのでヨーロピアン
おまけに肉食。

美味しいコーヒーは入れるのに時間がかかるそうです。

レッスン前にコーヒーを飲みに行った際、
注文してからなかなかコーヒーがこない。
すると師匠。
『ここのコーヒーは美味いぞ。きちんと入れているな』

私:『???そうなんですか???』

出てきたコーヒーを飲んで、私ビックリ
師匠、大満足


姫子先生のコーヒーも
じっくり泡を立てながら、ふっくらと盛り上がるようにお湯を注いでいく。



通常、コーヒー豆をフィルターにセットし、お湯を入れる時回していれますよね。
姫子先生は、一点から注いでいきます。

新鮮な豆じゃないと、泡が綺麗に立たないそうです。

そして、最後に重要な一工程があり、
この一工程がコーヒーのえぐみをとるカギを握っています

このえぐみがコーヒーを苦くさせたり、胸やけの原因になるそうです。

2杯目は少し薄めて、桜の塩づけを入れた『桜コーヒー
和食器などのコーヒーカップに合うとのこと。

美味しい

日本らしい楽しみ方ですよね

姫子先生が言ってました。

『私は茶道をたしなむので、どう相手に喜んでいただけるかを考え
おもてなしということでコーヒー道というものを作りましたが、
コーヒーを美味しく飲んでいただければ、それでいいのよ。』


ウォーキングのインストラクターをしていますが、私は着物好き。
20代の頃、着付けと礼法を習いに行ったことがあります。

日本人ですが、知らないことばかり。
習ってみて感じたことは
作法一つ一つが、優雅にエレガントに、日本人であれば奥ゆかしさを表現するために必要なこと。

普段は必要なくても、ここぞという時に知ってるか知らないかでは大きく変わります。


ウォーキングも 「正しく歩く」 ことを
知っているか知らないかでは

カッコイイ男性・素敵な女性を作る上でも、
そしていつまでも健康でいるためにも、
知っていると防げることは沢山


今回のコーヒー道も、
素敵なヨーロピアンのカップ柄の位置の意味。
カトラリーの使い方。
お砂糖をいれて、クルクルとカトラリー(スプーン)で回すのはよくないんですって

知らなかった

情報を得ることで得することは沢山あります。
聞いてから、習ってから、自分に必要ないと思えば削除すればよいので
いつも私は情報を求めて行動します。


今回の姫子先生のおもてなしの心はとても勉強になりました。

無礼講で・・・
身内だから気を遣わないで・・・

相手をいかに気持ちよく、心地のいい時間を過ごしてもらうために
どのような工夫をするかがおもてなし・・・
相手を想った時にどうすれば心地いい時間を過ごしてもらえるかを
考えると、気を遣うというよりは、どう気配りができるかどうか。

それがおもてなしに変わるのではないかと思います。

遊びに行った時に、テーブルに綺麗なお花がセットされてたり、
好きなお菓子が用意されていたり、美味しいお店がリサーチされていたり・・・

幸せな気分になり、嬉しいですよね~~~



相手の笑顔が自分の喜び

少しでも元気になってもらうために、

少しでも笑顔の時間が増えるように


今日もシュンシュン、ウォーキングを教えてこよ~っと







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